MIRACLE CLUSTERPRO X および MIRACLE FailSafe の複数の脆弱性の影響と対処
本ドキュメントの対象となる製品
- MIRACLE CLUSTERPRO X および MIRACLE FailSafe に関する全ての製品
概要
MIRACLE CLUSTERPRO X および MIRACLE FailSafe の WebManager/Cluster WebUI には、次の複数の脆弱性が存在します。
・認証の欠如の脆弱性(CVE-2023-39544)
・外部からアクセス可能なファイルまたはディレクトリに関する脆弱性(CVE-2023-39545)
・認証バイパスの脆弱性(CVE-2023-39546)
・Capture-replay による認証回避の脆弱性(CVE-2023-39547)
・危険なタイプのファイルの無制限アップロードに関する脆弱性(CVE-2023-39548)
発生バージョン
2023年11月17日以前にリリースされた全ての MIRACLE CLUSTERPRO X および MIRACLE FailSafe
対処方法
MIRACLE CLUSTERPRO X および MIRACLE FailSafe のバージョン 3.3、4.3、5.1 につきましては、最新版へアップデートすることにより、本不具合を解決することが可能です。
詳細につきましては当社サポートセンターへお問い合わせください。
それ以前のバージョンの MIRACLE CLUSTERPRO X および MIRACLE FailSafe につきましては、下記に記載する回避・軽減策の適用をご検討ください。
回避・軽減策
Cluster WebUI/WebManager の「WebManager サービスを有効にする」設定を無効にしてください。サービスを無効化することで WebManager サービスへの通信を遮断することができます。
WebManager サービスを無効化することができない場合、次の回避策のいずれかを適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- Firewall を有効にし、WebManager の HTTP ポート(既定値: 29003) について信頼できる管理クライアントのみに接続要求の受付を許可する。
- Cluster WebUI/WebManager の通信方式を HTTPS に設定する。
参考情報
CLUSTERPRO X に複数の脆弱性
http://jpn.nec.com/security-info/secinfo/nv23-009.html
CVE-2023-39544
http://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-39544
CVE-2023-39545
http://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-39545
CVE-2023-39546
http://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-39546
CVE-2023-39547
http://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-39547
CVE-2023-39548
http://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-39548
JVN
http://jvn.jp/vu/JVNVU98954968/index.html
注意事項
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- 本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
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更新履歴
2023年11月29日 新規作成